『9・11』
最近平和ボケしてましたが、一昨日は『9・11』でした
あの忌まわしい事件によって、2749人の命が犠牲となりました
我々はあのような事件が二度と繰り返されないように祈るばかりです
その一方で、ついつい建物の方にも関心を持ってしまいます
貿易センタービルに、ハイジャックされた旅客機が突入したわけですが
突入から1時間位は建っていたような気がします
むしろ良くあそこまで耐えたなという印象でした
実際はボーイング707の突入まで想定して設計したらしいですが
あの建物は鉄骨造でした
鉄骨造は軽量で靭性に富み、優秀な構造なのですが
鋼材は熱に大変弱い
500℃になるとその強度は半減し
1000℃に達すると、もはや強度は0となります
コンクリートが鉄筋・鉄骨を保護する役割も果たしていますが
鉄骨造は裸鉄骨ですので、耐火被覆を施すとはいえ熱の影響は受けやすい
当時、先に飛行機が突入したビルよりも
後から突入したビルのほうが先に倒壊したのは
最初の飛行機より低い位置に突っ込んだため
火災によって強度が低下した鉄骨が、上階の荷重に耐えられなくなったためと考えられます
※)あくまで個人的見解
日本では一般的に
震度5程度で損傷しないように
震度6程度で倒壊しないように
設計していますが
どこまで想定すれば良いのか、考えたらキリがありません
ちなみに『横浜ランドマークタワー』は