883@鎌倉

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『ブレーキホース交換(バイピース)』

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先日のハンドル交換でパッツンパッツンになったブレーキライン

前々から換えようとは思っていたので、これを機に換えてみました

予算は¥10,000

色々物色しましたが、やはりWebikeが一番安かったです

選んだのはグッドリッジのステンメッシュホース(スモーク)+ステンレスソケット

その他フィッティングパーツ類もステンレスで揃えました

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取り回しは、バイピースを選択

最初にマスターと右キャリパーを繋ぎ

そこから右と左のキャリパーを繋ぐ

いわゆる「h型」というやつです

国産SSバイクには底盤の取り回しですね

何故バイピースを選んだかというと

トライピース(ホース3本)に比べ

バイピース(ホース2本)だと

パーツの数が少なく、コストを抑えられるから

マスターから2本ダイレクトに繋ぐ伝統的な方法もありますが

2本のホースが煩わしいですし

そもそもダブルバンジョーが個人的に好きではないのです^^;

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まずはフルードを空にします

先日換えたばかりなのでまだ綺麗なままです

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フルードが空になったら

ブレーキホースを外します

空にしてもフルードは漏れますから

水をかけて乳化させて拭きましょう

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腐食が激しいです

良く今まで頑張ってくれました

命を預かってくれてありがとう




『取り回し』


汚れた部分を拭き上げたら

新しいパーツの組み付けです

高年式のスポはキャリパーがミリネジなので

選択肢が豊富で助かります

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【左キャリパー側】
①キャリパーアダプター(φ10mmP1.25)
②ステンメッシュホース(560mm)

右に伸びるホースが右側キャリパーと繋ぐホース

ホースは短いより良いだろうと

少し長めを選びましたが

ちょっと長すぎました

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【右キャリパー側】
①コンビネーションアダプター(φ10mmP1.25)
バンジョーアダプター(20°)
③ステンメッシュホース(960mm)

左に伸びるホースが左側キャリパーと繋ぐホース

上に伸びてるのがマスターへのホースです

これも少し長すぎました

きちんと計って決めたんですが

うまくいきませんね

やはり既製品ではなく

ホースを自分でカットして

自分でかしめて作った方が良いのかな




バンジョーも本当は45°が良いのですが

20°まではストレートと同価なので

これもコスト削減の為です

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【マスターシリンダー側】

実はスポのダブルディスクは

バンジョーボルトがφ12mmのP1.50

そんなボルトは一般的に流通してないので

変換アダプターを使うことにしました

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①φ12mmP1.50→φ10mmP1.25変換アダプター
バンジョーアダプター(サイド20°)
バンジョーボルト(シングルφ10mmP1.25)

実は当初、コストを抑える為

全てアルミにしようと思っていましたが

ジャンクヤードのおばちゃんが

このステンレスのバンジョーとボルト(おそらくスウェッジライン)を

セットで100円で売ってくれたので

浮いた予算でステンレスに変更しました

※注意:よい子はホースとバンジョーのメーカーは合わせましょう

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とりあえず取り回しは完成です

やはりステンレスは高級感があって良いですね

取り回しもシンプルで美しいじゃないですか

でもハーレーでこの取り回しをしてるの見たこと無いですね

検索してもほとんどヒットしません

合理的で理にかなってると思いますけどね




『フルード』


さて、それではフルードの充填です

h型はエアが溜まりやすいと言うことで

エア抜き作業が大変らしいですが

ここまで来たらやるしかありません




フルードは本来上から入れるのでしょうけど

今回は、先日タカさんに教わった

キャリパーから入れる方法にしました

初めての作業にもかかわらず

基本ではなく応用から入るところが無謀ですね

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シリンジはカスタムショップダイソー

チューブはホームセンターで手に入れました

三つ又はフルード補給用です

1WAYバルブがあれば楽だと思います

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フルードは左側キャリパーから入れます

① まずシリンジを左キャリパーに繋ぎます

チューブが抜けてフルードをまき散らさないように

タイラップで止めた方が良いかもしれません

※そしてここからは我流です
まさかこんなヘッポコライダーの真似をするとは思いませんが
もし参考にしてどうなっても知ったこっちゃありません

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② まずブレーキを握った状態で、マスター側を密閉します

③ そして右側キャリパーのブリーダボルトを緩めます

④ 左のブリーダからフルード注入を開始します

入れ始めてしばらくすると、右側ブリーダからフルードが出始めます

⑤ エアが混じって無いのを確認したら、右側ブリーダボルトを締めます

これで左右のキャリパーにフルードが充填されました

⑥ 次にブレーキレバーを開放します

⑦ さらにフルード注入すると、リザーブタンクにフルードが上がってきます

⑧ そしたら左側ブリーダボルトを締めます

これでフルードの充填は完了です




エア抜き


次はエア抜き作業です

レバーをニギニギして

① まず左のキャリパーのブリーダ開放すると、ジュブジュブとエアーが出てきます

フルードの注入の時に混入したエアーが

そのままブリーダの付近に溜まっているんでしょうね

2、3回繰り返せばエアは出てこなくなり

レバーのタッチはほぼ戻ってきます

② 右のキャリパーも同様ですが、ほとんど出ません

③ そしたら全体的にコンコン叩いて、マスター側で少しエア抜きして

④ 試走がてらしばらく走った後、再度各部エア抜きしたら終了です

⑤ 念のため仕上げにピストン押してあげれば尚良いでしょう

⑥ あとはレバーを握ったまま一晩おいて、フルード漏れを確認しましょう




これで一通り作業は終了です

ちなみにその効果というと・・・

タッチが劇的に変わると聞きますが

よく分かりません^^;

ひょっとしてまだ少しエア噛んでるんでしょうか

相変わらず違いの分からない男です




今回なるべくバンジョーアダプターを使わず
アダプターを多用して直付けしました
バンジョーアダプターを使うと、バンジョーとボルト
どうしても二つのパーツが必要になりコストがかさむ為
むしろ90°バンジョー使うくらいなら
ストレートにネジ込んだ方が安く安全なような・・・
ヘッポコライダーの素朴なギモン