『クラッチ交換』
うだるような暑さも
週末の雨で和らぎました
この秋雨が過ぎると
日本もすっかり秋でしょう
そんな今日この頃
クラッチ修理の続きです
オイル交換&遊び調整
レリーズベアリング交換
とやってきて効果なし
レリーズベアリングの次に
スポーツスターの弱点となるのが
スプリングプレート
ここのリベットが粉砕するようです
①クラッチケーブルの伸び
②レリーズベアリング破損
③スプリングプレート破損 ←今ここ
ついにクラッチ本体の修理となります
クラッチ本体となると
Dラーに頼めば10万オーバー
とてもそんな余裕はないので
自分でやる以外選択肢はありません
週末の雨で和らぎました
この秋雨が過ぎると
日本もすっかり秋でしょう
そんな今日この頃
クラッチ修理の続きです
オイル交換&遊び調整
レリーズベアリング交換
とやってきて効果なし
レリーズベアリングの次に
スポーツスターの弱点となるのが
スプリングプレート
ここのリベットが粉砕するようです
①クラッチケーブルの伸び
②レリーズベアリング破損
③スプリングプレート破損 ←今ここ
ついにクラッチ本体の修理となります
クラッチ本体となると
Dラーに頼めば10万オーバー
とてもそんな余裕はないので
自分でやる以外選択肢はありません
早速オイル風呂に入れてあげます
使用するオイルと同じオイルに漬けるらしいですが
今回はもったいないので廃油を使います
廃油といっても前回入れてから結局走ってないので
新品同様
オイルを抜きながら
ステップとシフトペダルを外して
プライマリチェーン調整ボルトを緩めます
プライマリーをいじる場合
作業中にセルが回ったら危険なので
バッテリーのマイナス端子を外さなければいけないらしいです
とはいえ高年式スポのマイナス端子を外すのは非常にめんどくさいので
マキシヒューズを外して手を抜きます
おもむろにプライマリーカバーをあけます
ガスケットが固着してなかなか外れないなんて耳にしましたが
すんなりカバーは外れ、ガスケットは新品同様
ていうかあまりにきれいで
むしろ今回用意したガスケットより良さげだったので
念のため液ガス塗って再利用しました(※よい子はマネをしないように)
ここからクラッチを開けなければなりませんが
このままでクラッチスプリングのスナップリングは外れません
スポのクラッチを開けるにはSST(特殊工具)が必要ですが
中途半端に高価で、度々開ける場所でもないので
ベッコ親分のアドバイスを参考にして自作しました
ガスケットが固着してなかなか外れないなんて耳にしましたが
すんなりカバーは外れ、ガスケットは新品同様
ていうかあまりにきれいで
むしろ今回用意したガスケットより良さげだったので
念のため液ガス塗って再利用しました(※よい子はマネをしないように)
ここからクラッチを開けなければなりませんが
このままでクラッチスプリングのスナップリングは外れません
スポのクラッチを開けるにはSST(特殊工具)が必要ですが
中途半端に高価で、度々開ける場所でもないので
ベッコ親分のアドバイスを参考にして自作しました
まず塩ビ管を用意してあてがいます
内径は80mm以上必要
そうしたらクラッチのスクリュー調整の要領で
スクリューを締め込んでいきます
最初どのくらい締めこめば良いかわかりませんでしたが
ある程度締め込むとプレッシャープレートがガタガタしてくるので
そうなればスナップリングはフリーになって外れます
外れたプレッシャープレート一式
スナップリングはいくらつかんでも
パチンパチン滑ってかなりストレスたまりました
安いプライヤーはやはりそれなりです
ついに本丸登場
クランクシャフトの動力をミッションに伝える肝です
(外側の銀色のギザギザから、内側の銀色のギザギザに伝える)
やっと対面できました
けど、なんか見た目普通でちょっと焦る
逆にここじゃなかったらどうしよう・・・
そんな心配しながら一枚一枚外していくと
出たッ!
スプリングプレート粉砕
リベット粉々
いろいろ情報は聞いていましたが
まさかうちの子にかぎって(©TBS1984)・・・と思ってました
クラッチは基本的に各プレートの摩擦抵抗で動力を伝えますが
このスプリングプレートの部分のみは
このちっこいリベットのせん断抵抗のみで伝えています
そりゃちぎれて当然です
スプリングプレート粉砕
リベット粉々
いろいろ情報は聞いていましたが
まさかうちの子にかぎって(©TBS1984)・・・と思ってました
クラッチは基本的に各プレートの摩擦抵抗で動力を伝えますが
このスプリングプレートの部分のみは
このちっこいリベットのせん断抵抗のみで伝えています
そりゃちぎれて当然です
シェルの中にも飛び散っています
すべてプレートを取り除いたら
早速新品プレートをオイル風呂から出して
一枚一枚はめて行きますが
途中でなぜか引っかかります
パッと見シェルは大丈夫だと思ってましたが
良く見たらやはりシェルにも傷がついていました
ここまで交換はできないので
とりあえずヤスリでバリ取りをして応急処置
後は逆の手順で組み付けて終了
一瞬タイヤが回ってますが
おそらくプレート間の油膜抵抗でしょう
何とかめでたくクラッチは直りました
でもまたリベットは壊れるんだろうなあ・・・
最初はスプリングプレート無しのやつにするつもりだったんですが
こんなリーズナブルには納まらないので次回にします
①クラッチ板一式¥2500
②自作SST¥1000
③ミッションプライマリーオイル¥500
------------------------------
合計¥4000
**今回の教訓**今回午前中に始めて、終わったのが夕方
パーツ代はケチっても
工具代はケチらない
各作業自体は複雑ではないのですが
パーツを外すのに思いのほか手間取りました
腕が無いからこそ、しっかりした工具を使いましょう
走行距離:75000km